SKILL SECURITY

SkillHub / スキルの安全保証

目録に並ぶスキルは、社内で起こしたものも外から来たものも、同じ検査を通っています。

OUTPUT #1
収録前の4類走査

認証情報の直書き、注入と危険なコマンド、不審な外部リンクとPrompt Injection ── この三つは赤で、収録そのものを止めます。社内ネットワークの機微情報は黄で、警告のうえ公開者が判断します。

OUTPUT #2
先審査・後公開

走査を通っただけでは並びません。管理者の確認を経てから公開するので、先に置いて後から直す運用になりません。

領域

AI活用支援(AI活用の土台を、整える)

対象

AI のスキルを組織で共有したいが、未審査のものを現場に入れる形にはできない開発組織

キーワード
DLP 4類の走査先審査・後公開取り下げの同期失効監査ログ
01 ISSUE

未審査のスキルは、そのまま現場に入れられない

公開されているスキルは、中身を読まないと何をするか分かりません。当センターが実際につまずいたのは、次の四つの形です。

RISK 01
外へ出す経路が一緒に入る

未審査の公開スキルには、コードや認証情報を外部へ送る記述が混じることがあります。当センターでも、機微情報を含んだスキルが監査の時点まで見つからなかったことがありました。

RISK 02
誰が何を使っているか分からない

利用状況を確かめる仕組みが無いと、問題が起きても監査を待つことになります。権限の範囲も曖昧なままで、見えてはいけないものが一覧に出ます。

RISK 03
出所が辿れない

外部の市場には出所の確認できないものが混じります。更新が止まっているもの、前提にしているモデルがすでに古いものも、見た目では区別が付きません。

RISK 04
下ろしたのに、まだ動いている

目録から消しても、各端末に配布済みの複製はそのまま残ります。取り下げの判断が現場まで届かないと、危ないものが動き続けます。

02 PROCESS

提出から収録までに、何を通るのか

提出されたスキルは、機械の走査と人の確認を順に通ります。赤と判定されたものはそこで止まり、公開者へ差し戻します。

STEP 01 提出 公開者がスキルとメタデータを出す
STEP 02 機械走査 DLP 4類を機械で当てる
STEP 03 判定 赤は中止・黄は警告
STEP 04 管理者確認 黄と例外を人手で見る
STEP 05 収録 12の用途に分類して登録
赤(重大)検出 ── 収録を止めて公開者へ差し戻す

メタデータの標準(name/description/version/owner/tags、How to use と When to use の二節、依存の明示、触発例が一つ以上)を満たさないものは、提出の段階で止まります。

03 STRENGTH

何を機械で止め、何を人が決めるのか

形の決まった危険は機械が止めます。文脈で判断が変わるものは警告までに留め、公開するかどうかは人が決めます。この線引きを固定しているのが、この案件の中身です。

POINT 01
社内で起こしたものも、外から来たものも、同じ検査

社内の実践(手順・規約・チームの標準)と、世の中の公開スキル(新しい手法・事例)を、同じ4類の走査と管理者確認にかけます。入口を分けません。

目録に入っているということは、少なくとも一度は見られているということです。逆に、走査を通ったこと自体は中身の妥当性の保証にはなりません ── そこは使う人の判断に残ります。

社内の実践と世の中の公開スキルを同じ安全検査にかけ、通ったものだけをカタログに載せる流れの図

収録前のDLP走査 ── 4類・赤黄2段

赤は収録そのものを止めます。黄は警告で、公開するかどうかは公開者が判断します。走査を通っただけでは並ばず、管理者の確認を経てから公開します。

認証情報の直書き アクセスキー・APIトークン・データベース接続文字列・秘密鍵 ── 赤。収録を中止
注入と危険なコマンド 破壊的なコマンド、取得した内容をそのまま実行する書き方 ── 赤。収録を中止
不審な外部リンクとPrompt Injection 短縮URL、IPを直接指定したURL、元の指示を上書きする意図の記述 ── 赤。収録を中止
社内ネットワークの機微情報 内部IPの帯域・内部ドメイン・データベースのホスト名 ── 黄。警告のうえ公開者が判断

収録した後 ── 運用中に効かせる四つ

検査は入口だけでは足りません。公開した後も範囲・証跡・取り下げで押さえます。

先審査・後公開 走査と管理者確認を経てから並ぶ。先に置いて後から直す運用にしない
役割単位の公開範囲 スキルは対象のロールに紐づく。権限の無い人には一覧にも検索結果にも出ない
全動作の監査ログ 公開・変更・利用・取り下げに証跡が残り、人・時刻・動作で辿れる
取り下げの同期失効 クライアント側の複製まで同期して失効。パックに含まれていればパックごと回収
評点の位置づけ
点数は並び順の参考で、関門ではありません

PRISM は五つの観点(来源の信頼・安定動作・規約への適合・安全と法令・実効の計測)で 0〜100 点を出し、加重の合計を S/A/B/C に対応させます。

この点数は詳細表示と検索順にだけ使います。公開の可否には関わりません ── 関門は4類の走査と管理者の確認で、点数が低いことを理由に収録を止めることはしません。

できないこと
機械の走査は、人の判断を置き換えるものではありません

機械で止められるのは形の決まったものだけです。社内ネットワークの機微情報のように文脈で判断が変わるものは警告までで、公開するかどうかは人が決めます。走査を通ったことは、スキルの内容が業務に対して妥当であることの保証にはなりません。

検出件数の実測は、現時点では公開できる形で受領していないため出していません。何を検査しているかという機能仕様は本ページのとおりです。

外部から引き入れるスキルについては、出所が確認できないもの・更新が止まっているもの・前提のモデルが古いものを収録しないという線までです。中身が将来も妥当であり続けることを保証するものではありません。

04 RESULT

備わっていることが、何を意味するのか

機能として備わっているものと、それが現場で何を意味するのかを並べます。

備わっているもの → それが意味すること

備わっているもの それが意味すること
収録前のDLP走査(4類・赤黄2段)形の決まった危険は目録に入らない
先審査・後公開先に置いて後から直す、が起きない
役割単位の公開範囲権限の無い人にはスキルの存在自体が見えない
全動作の監査ログ誰が何を使っているかを、監査を待たずに確認できる
取り下げの同期失効下ろしたものが現場で動き続けない

当センターが運用している基盤の機能仕様(2026年8月時点)。走査の検出件数は公開できる形で受領していないため、ここには載せていません。

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